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Q.ワルツのフォーラウェイリバース&スリップピボットについてです。

1,2&3の&でうまく回転できません。女性はピボットしようとしても、男性の足が開いていないので出せないと言います。&で左足でライズしているので、右足をそんなに大きく開くことはかなり難しいです。

女性とのかみ合わせが良くなかったり、タイミングが合っていなかったりするのでしょうか。それとも、女性は&で回転するのではなく、3で回転するので、男性はそこまで待つ必要があるのでしょうか。

スムースに回転するコツを教えてください。(白根さん 男性51歳 踏暦8年)


A.フォーラウェイポジションからのスリップピボットですね。私も大分研究しました。難しい、しかし大切なテクニックです。ワルツだけではなくスローフォックストロットにもタンゴ、クイックステップにも応用可能です。

(1).まず、フォーラウェイポジションについてですが二人の位置関係はプロムナードポジション(PP)と同じです。同じ体勢から前進すればPP、後退すればフォーラウェイポジションですね。ちなみに教科書にはPPとは『男性の右ボディと女性の左ボディがコンタクトし、反対側がVの字に開いたポジション』と書いてあります。

(2).ここから男性は左足の上で4分の1回転します。左足はLODに背面しているところから右足のトウを内向けて中央にかかとを向けるところまで回転します。一方女性は右足の上で8分の5回転ですね。この部分が女性のスリップピボットと呼ばれる部分です。左足は右足の上でピボットしている時にCBMPに保たれています。また、ポジション(ボディの位置関係)はフォーラウェイポジションからクローズドポジションに変化し始めています。つま先は中央に向いています。

(3).そして、男女一緒にピボットを行います。回転量は4分の1です。ポジションは最後にクローズドポジションになりました。

以上のような回転になりますが、付け加えるとすると、(2)で男性は右足を着地したときに左足かかとを床に下ろさなければならないということです。ですから質問にあるように『右足を大きく開くことは難しい』ということにはならないはずです。アップしたまま回転するのではなく、回転しながら左足のかかとをロアすると言うことです。男性はこのときピボットではありません。

また、女性の回転量ですが右足の上で8分の5、それから左足の上で4分の1ですね。これを比較すると右足の上での回転量は左足の上でのそれより2倍以上大きいということですね。これが前半で回転が少なくて後半でたくさん回転しようとしているカップルを多く見かけます。それでは上手く行きませんので男女共に意識して改善してみてください。

また、女性が右足の上で8分の5回転しようとしたときに男女の入れ替わりに意識が行ってしまって右に傾いてしまうのも良く見かけます。一般にはスウェイは有りませんのでそれも見直してみると良いと思いますよ。

最後に私から皆さんに質問です。スリップピボットとリバースピボットの違いは何ですか?また、ピボットとスピンの違いは厳密に言えば何ですか?これは、ハッキリさせて置いたほうが良い問題だと思いますよ。

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Q.昨年のベーシック・ルーティン集のスロー・フォックストロット編でホバー・テレマークの後のナチュラル・ウィーブでヒールターンをしていますが、省略したほうが良いと書いた本がありますが、どのようにしたら良いでしょうか?(川端茂さん 男性74歳 踏暦8年)

A.ナチュラル・ウィーブはプロムナード・ポジションから踊られる場合もありますが、この時はもちろんヒールターンをしません。女性の第2歩目右足は男性の足の間に前進します。

ホバー・テレマークの後、アウトサイド・パートナーから踊られる場合も同様に男性の足の間へ前進する踊り方も可能で間違いではありません。実際の競技会などではこちらを使うカップルも多いと思います。

どのような踊り方でないといけないと言ったことはありませんが連載のベーシック・ルーティン集ではヒールターンでの踊り方を採用しました。

ヒールターンを使った踊り方とオープン・ナチュラルターンのような足を揃えない踊り方では使うテクニックや見た目の印象が多少異なります。競技会やデモンストレーションなどで自分がどのようなことを見せたいか、といったことを一緒に踊るパートナーとよく話し合い、リハーサルを積んで行けばどちらを採用しても良いのではないかと思います。

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Q.リバースターンをバランスよく踊る方法を教えて下さい。集中力が途切れないためには?(M.Hさん 女性68歳 踏暦20年)

A.このご質問がどの種目のリバースターンをさしているのかわかりませんがワルツやスローフォックストロットなどスウィングダンスの場合を考えて見ましょう。

まずは正しいホールドをする事がとても重要です。正しい腕や手・頭の位置、確実なコンタクトを心掛けましょう。

次にスウィングの成分について考えてみると
①ライズ&フォール
②回転動作
の二つに大別されます。この二つの動作に連動して
③スウェイ
が起こります。スウェイは一般的には①②の動作のリアクション的に起こるとも言えると思います。

リバースターンもライズ&フォールと左回転があります。その運動に対し運動に見合ったスウェイが必要です。もう一度一緒に踊る二人の動作を見直してみてください。

バランスが崩れた時のチェックポイントととしては、お互いが正しいタイミングでライズ&フォールをしているか、回転動作は内回り外回りに配慮しているか、勢いに会ったスウェイが出来ているかと言った点だと思います。

ところで集中力を保つためにはどのような事に気をつければよいのでしょうか?

競技会などでの集中力の源はまずは体力でしょう。ラウンドが進んで体力が落ちてくると集中力も途切れがちです。

次に大切なのは経験です。練習中とは違ってフロアクラフトなど気をつけなければなりません。他のカップルやフロアの形状が気になって思うように踊れなかったと言う経験がある方も多いと思います。

また、出来るだけ練習を重ねて正しい動作を身に付け、競技会でも同様に動作できるためのリハーサルも重要だと思います。

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Q.私は身長182cmでパートナーとの身長差が20cm(パートナーは162cm)あります。
ジャッジやお客様から見て、身長差を感じさせないためにはどのような工夫があるでしょうか。
パートナーの髪型を高くしたり、私が伸びきらないなどの一般的な方法は理解しているつもりですがこのところ写真などを見る機会が増えるにつけ気になっております。
(KAZUさん 男性52歳 踏暦24年)


A.問題解決のためのまず第一のステップは二人の組み方(ホールド)の研究です。

ダンスを踊る方、一人一人が皆異なる身長や腕の長さ、首の長さ、肩幅、胴回りなどを持っています。

ある人が無意識にホールドの構えをしたとして、そのホールドにぴったりとはまるサイズのパートナーに巡り合えた方は大変ラッキーです。

しかし、一般的にそのようなぴったりサイズの方とパートナーシップを組める選手はそれ程多くは無いと思います。

KAZUさんたちのようにパートナーシップを組んだ二人のうち、女性の方が背が低いのが一般的だと思います。

私がホールドを組む時に意識している事は女性のバランス、シェイプ、ポイズを最大限に生かしたホールドをするということです。

女性の右手からネック、頭のラインをひじが伸びきることなく大きく美しく見せられる自分の左手の位置とボディーのアングルを研究してみて下さい。

ヒントはダンスビュウ2月号私達の連載、『ポイズ』『ポイズからホールド』『アームポジション』の項をご覧ください。

身長差にかかわり無く成り立つ要素を書いたつもりです。

ちなみにパートナーシップのうち女性の方が背が高い場合、女性がひざに常にゆとりを持って踊る事がとても重要だと思います。

女性がひざにゆとりを持たせ高さを男性に合わせた上で男性は女性が美しく見えるアームポジションにする、と言う事だと思います。

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Q.テレスピンで先生の写真は女性のネックが右に向いていますが他の多くのレッスンビデオでは左です。どちらでも良いのでしょうか?(ussanさん 男性55歳 踏暦17年)

A.テレスピンの入り口のことですね。女性のネックの向きはもちろんどちらでもOKです。

女性のネックは男性のシェイプ(この場合は主にスウェイ)に反応して右や左へ変化します。ハーフテレスピンなどで完全にノースウェイで男性がテレスピンを踊った場合、ネックは左の方が二人の位置関係を維持しやすいと思います。

女性をヒールターンさせてからそのままテレスピンに入る場合には私個人的には女性のネックを右に向けさせるリードをして踊る踊り方が好きです。テレスピンの回転動作にシェイプの変化を加味することでよりダイナミックな表現が出来ます。

その時の注意としてはお互いのホールドや頭の位置関係の距離感を維持することです。

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Q.年齢のせいだとは思いますが、特に冬場は身体が硬くなって思うような表現が出来ません。
朝起きた時や夜寝る前、レッスン前などに身体を柔軟にするストレッチ法などを教えてください。また、より良いダンスをするのに日常で気をつけたほうが良いことはありますか?(踊子さん 女性67歳 踏暦15年)


A.怪我などを防ぐ為にも練習の前後のウォーミングアップ、クールダウンの運動は大切ですね。

私の場合は特に股関節が硬いので前後の開脚や足振り運動など股関節周りの筋肉をほぐすようにしていました。十分に体を温めてからダンスに入るのが良いでしょう。

そして翌日に疲れを残さない為には練習後のクールダウンも大切です。入浴後のストレッチは特に効果的だと思います。

また他には、腰痛を予防する為に夜、家に帰ってから腹筋運動を中心に背筋・スクワット・腕立てなどトレーニングを行っていました。特に競技選手で体の中で故障しやすい箇所があるならばそれに応じたトレーニングも必要かもしれません。

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この記事はダンスビュウホームページ上に連載している『ダンスのからくり相談室ネット版』との連動企画です。

Q.ダンスビュウの新シリーズとても楽しみです。昨年はラテンは昇級できましたが、スタンダードは3回連続で準決勝まででした。今年こそは!と思っています。男女の身長差があまりないせいか、ボディコンタクトがしっくりきません。また、ライズの時に2人の足が揃わず綺麗に踊れません。アドバイスをお願い致します。
(ぐるるさん 男性48歳 踏暦6年)


A.ぐるるさんこんにちは。

『ボディコンタクトがしっくり』こないとの事ですがそれは二人が組んだ時に既にしっくり来ないのでしょうか。または動きの中でしっくりこないのでしょうか。

まずは組む時にお互いがきちんとボールバランスで立てているかを確認してください。

『ライズの時に2人の足が揃わ』ないとの事ですから動きの中でしっくりこないということかも知れませんね。

ダンスを踊る時にまず大切なのは踊る二人が自分のバランスを知るということです。相手のボディーをどんなに意識してもどちらかがバランスを崩してしまえば押したりひっぱたり、二人がずれたりの原因になります。

手や腕に余計な力が入っても同じように自分のバランスを感じ難くなってしまいます。

最終的には自分のバランスを感じるのと同時にパートナーのバランスを感じ取ることが必要です。

相手とのタイミング、スウェイ、回転動作の内回り・外回りなどが重要なチェックポイントです。

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お久しぶりです!

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最近、このブログも映画だのミシュランがどうだの日常の日記風になってきてしまっています。とてもダンス道を追及する者のブログには見えません。

ちょっとここらで競技会シーズンもやってくることですし気持ちを入れ替えて行きたいと思います。

ダンスビュウ紙上で連載していた『ダンスのからくり相談室』と連動していた『Web版』も最近更新していませんでしたが皆さんからの質問が細々ながらも寄せられ続けています。

そこでこちらの方も少しずつでも更新していきたいと思っています。久々の今回は公美子が回答しています。

文章のみでダンスの技術や感覚的なものをお伝えするのは大変難しいことですが少しでも皆さんの参考になればと思っています。

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ベンチプレスのトレーニングをした事がありますか?
ベンチの上に仰向けに寝て、鉄の棒の両側に丸く薄べったい重りを付けて持ち上げるあのトレーニングです。

私は右利きなので最後には左の腕が先に疲れて右側だけが持ち上がってしまいます。ですから「オレの左腕頑張れ!」と気合を入れて持ち上げるわけです。

筋肉は力を入れると縮みます。ボディーのトーンを保ってビシッと立とうとした時、疲れてくると右利きの人は右側の筋力が強いため、体の右側が左側に比べて縮んできてしまうのではないでしょうか?

体の右側が縮んだ結果、体が右に傾くだけでなくネックもおかしな方向に向き、あごが左に行ってしまう人を良く見かけます。

私の師匠の西岡先生が競技選手の生徒に向かって「アゴ右!」と言っていたのを思い出します。

もし練習中にそうなってしまったら一旦ボディーをリラックスさせ、体の左右のバランスを確認してから練習を継続した方が良いと思います。

私の周りには子供の頃に体操やバスケットボールをしていた人でダンスの上手な人が多いのに気がつきます。これはおそらく左右均等に体や腕を使う訓練がダンスに役立っているからではないかと私は想像しています。

倒立やハンドスプリング、その他体操の動作で左右の腕を均等に使うことは想像できますし、バスケットボールの場合もドリブルやシュート、パスなど左右均等に使えることはプレーの幅を広げますのでそのような訓練をします。

ダンスを踊っている時にアゴがどうも曲がってしまう方や右の腕にばかり力が入ってしまうと言う方は左右の筋力を均等に使うように心がけてみてはいかがでしょうか?

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Q.ワルツを踊る上で大事と言われていますが、スウィングの作り方がわかりません。どうやって作ればいいのですか?(むんろさん 男性・40才 踏暦7年)

A.スウィングとは簡単に言えば振り子のような動きのことを指します。私たちは床の上でライズ&ロアと呼ばれる、つま先・足首・膝・股関節を使った上下運動で音楽に合わせて振り子のような動きを表現します。

ワルツの基本ステップの多くは3歩一組で出来ていますね?
体重のある足の上でロアリングしながら1歩目を踏み出し、その足の上でライズをはじめて2歩目を振り出し、3歩目で体重を受け止め3歩目の上で次のロアリングを行う、と言うのが基本的な動作です。

ロアリングを行う時には姿勢を正しく保ったまま重力を利用してロアリングします。体重のある足の上できちんと体重を支えながら重力を利用します。重力を利用することで勢いが生まれるわけです。

その勢いを利用し更に筋力でコントロールしながらライズをしますが、バランスをコントロールする為、フィガーによってはスウェイを利用すると良いこともあるでしょう。

そして上手くバランスをコントロールしたら3の終わりで次のスウィングに向けてロアリングアクションを起こします。

また、内回り・外回りと言ったスウィングに伴って起きる回転動作にも気を配らなければなりません。

下半身をやわらかく保ち、またお互いのバランスを崩さないように気をつけながら思い切りよく動くように練習してみてください。


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皆さんからの御質問をお待ちしています。どしどしお寄せくださいね。

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